荒 島 岳
1523m おーちゃん Leoさん 単独行
 2月に野坂岳で一緒だった大野のおーちゃん・おーだんなさんと残雪の荒島岳に行きたいなぁ〜、と話していたら「是非、来て!うちに泊まれば良いよー」とおーちゃん。諸事情で3月の15日を過ぎないと行けないのが、初め17−18日の土日を予定していたがこちらはおーちゃん・おーだんなさんの予定があり、結局その次の25−26日の土日に決定。いきっこ&ぐっぴさんも声を掛けていたが都合が悪く、Leoさんと私の2人となった。
 3月の5−6日には一足先にmakoto&sumireさんが荒島岳と取り立て山に登っている。

 25日の朝4時にLeoさん家に行きETC経済走行をするため、下の道を走り茨木ICから名神に乗る。彦根ICで一旦出入りし、米原JCTから北陸道そして鯖江IC降り、県道国道を走り、途中のコンビニで朝食やおにぎりを調達する。
7時半頃におーちゃの待つ、勝原スキー場の駐車場に到着。おーだんなさんは今日は残念ながら仕事で御一緒できないそうである。それにしても雲一つない良い天気。何と幸運なのか!本当に一つも雲が無い。 

第一リフトの下り場から勝原スキー場のゲレンデを見下ろす


ゲレンデをつなぐ道を登る 意外と急登である
落石がここかしこに

 おーちゃんと再会の挨拶をし、すっかり準備万端のおーちゃんに待ってもらい、出発の準備をする。駐車場すぐ横のゲレンデにはまだ多くの雪があり、初めからアイゼンを着けての出発である。行きの質は良くないが、リフトが動いていればスキー場としてまだまだ使えそう。雪の無い時期はチップが敷いてあり後は、コンクリートの道を日陰の無い中を歩かなければならないが、今日も天気が良すぎ、リフト終点までで一汗をかいた。下のゲレンデから上のゲレンデへのつなぎの道の途中で崖が急なところがあり小さなデブリがある。気温が高くなってくるとこんな事もあるので閉鎖したのかもしれない。道の脇には小さな落石がここかしこに落ちている。

ゲレンデ上部からしばらく登ったところのトトロの木

今日のLeoさんは調子が良くなさそうである

 上のゲレンデを上がりきるとリフトの降り台があり、そこにおーちゃんが用意してくれたシリセード用ギアをデポする。小休止のあとブナ林の中をしゃくなげ平に向かって登ってゆく。トトロの木を過ぎ高度を稼ぐ。しかし、Leoさんの調子がでない。当日酔い(私が迎えに行くちょっと前まで飲んでいたらしい)でアルコールが体から抜けていないのだろう、写真のように立ち止まり(あんなLeoさんを見たのは初めて)休憩し、たまにえずいているようだ。

しゃくなげ平手前からもちが壁を望む

しゃくなげ平への登り ここもきつい
 
 一度登りが緩やかになるが、しゃくなげ平が近づくと又登りが急になる、今回はしくなげ平はパスしてもちが壁下にトラバースする。もちが壁直下は午前中は日陰になっているのでまだまだバリバリである。滑らないように慎重に足を運ぶ。ほんの20mほどであるが、ここが一番緊張した。

テカテカのツルツル、でも気温も高く雪もだいぶ腐ってきている

もちが壁を登りきったところからしゃくなげ平、小荒島をのぞむ

気持ち良い 前を行くLeoさん 

本当に!

白山  別山

めちゃめちゃ良い天気 本当に雲一つなし! Leoさん 

 もちが壁を登りきると稜線の道となり樹木も少なく(無雪期は笹やハイマツ、低潅木で今は雪の下である)、上の写真ような雪原が続く。このちょっと前から3人3様のペースで登りだしそれぞれの間隔が開き出した。
 前を見れば山頂へ続く稜線、左は白山に別山、振り返ると経ヶ岳や大日山が望める。もっとたくさんの山が見えるが
よく分かりません、正直な所。
 登りが緩くなってきたかなと思ったら頂上に到着。先行者は1人。一所懸命ピッケルでブロックを作り風除けを作っている。我々3人は時間も早い事もあるが、帰りのことも考え、もちが壁下まで降りてお昼にしようと言うことになり、記念写真を撮り、早々に下山する。

山頂で記念撮影

登ってきたとこを上から見るとやっぱりちょっと急かな?
 下りは天気も良く気温が高くなってきたので、足元に注意しながら下りる。やはり、もちが壁下のトラバースが一番やばく、足元に注意しながら下る。

もちが壁への取り付を下りる おーちゃん
まだまだ陰なのでバリバリです

もちが壁と石楠花平の間の鞍部で昼食
ふと、寝転がって空を見ると真っ青、気持ち良い!
 ちょっと整雪して平らにして食事をし易くし、バーナーを出しておーちゃん持参のホルモンを焼く。その後の汁にカップヌードルの麺を入れてみたが、これが意外といける味である

ホルモンをした後、残りの汁にカップヌードルの麺を入れ
ホルモンラーメンにして頂く 意外とOK

しゃくなげ平から
白山をバックに

しゃくなげ平からもちが壁上部を見る

もちが壁から山頂
 
食事を終え、後は下りるだけだがLeoさんが「しゃくなげ平に寄りましょう」と言う事でしゃくなげ平に登る。が、白山がどっかーんと見え、3人それぞれ記念写真を納める。ここから見るもちが壁から上の頂上への稜線もまた違った感じで良いものである。またまた、Leoさんから「小荒島へ行きませんか?10分ほどですよ」と(本当は片道20−30分)真っ赤なうそで誘われ、おーちゃんも私もまだ行った事が無かったので行ってみることにする。

小荒島より白山・別山

しゃくなげ平より小荒島

 小荒島へは下りオンリーとかと思っていたら登り返しがあったりで20数分かかってしまった。どこが10分だ!
でも、展望も良いし来てよかった、Leoさんありがとう。

下りはもちろん シリセード

おーちゃんも 負けじと
 しゃくなげ平に戻り、来た道を下ってリフト下り場まで戻る。ここでデポしておいたシリセードギアを回収し、3人でシリセードしながら下の駐車場まで降りる。
 お尻べとべと、下着までびっちょりになりました。この後駐車場に戻り、おーちゃんに案内してもらい「あっ宝んど」で汗を流し、おーちゃん家へ。

すっかりごちそうになりました 山姿以外のおーちゃん

レディ Leoさんお気に入りだったね
 
 今夜は、甘えておーちゃん家にお邪魔になります。お家に着いて荷物の整理をしているとおーだんなさんが仕事を終えて帰宅された。初めに聞いていた時間よりも早く、「もう、早めに切り上げてきた」との事。
 4人揃ってビールで乾杯し、お鍋で晩ご飯を頂き、その後焼酎を飲みながらなんやかやと山の話や色々と話し、お腹も気持ちも一杯になってきたところでお開きとする。
 
 明日もヨロシク!
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