富士見台
平成18年2月12日 風花・ジオン・和たん
ASAKO・KAZU
しろくま・ちーさん・単独行
(敬称略)
 先月の賤ヶ岳(白影さん企画)の帰りにしろくまさんが、日は未定ですが2月に富士見台へ行きませんか、と言われたがその時はまだ、家の奥さんと連休だし何処かへ行こうかと、言う話もあり返事をしかねていたが、5日に野坂岳へ行った帰りに、「単独行さん、来週はどうですか?富士見台」と再度聞かれ、週末の予定がはっきり決まったら又メールします。と返事をした。
 2日後、土曜日は映画を見に行く事になったが、日曜日はOKとなったので、しろくまさんに参加を表明する。チーさんも参加することになり、先週と同じメンバーでの山である。
 当日の朝、4:40、4:50とそれぞれピックアップし、高速に入る前に、コンビニでおにぎり等を調達し、豊中ICから高速へ入る。
 まだ、真っ暗である。京都〜八日市〜彦根と過ぎ、北陸道との分岐が近づいてくると、前方左手に伊吹山の稜線がぼんやりと見え、ゴンドラの路線の明かりだと思うがスキー場の三合目ぐらにまで灯っている。山頂まではっきりと見える。今日の伊吹山で御来光をを拝めば最高であろう! 関が原を過ぎると10分ほどで大垣である。大体時間通りです、とジオンさんにメールを入れる。高速バス停で待っています、との事。
 ジオンさん、和たんさんと6:40分の待ち合わせであるがジャストオンタイムで、大垣の高速バス停に到着。お二人とは1月の賤ヶ竹以来1月ぶりである。荷物を積み、師匠との待ち合わせ場所である、一宮PAへ、約15分ぐらいである。公衆電話ボックスの前で待っている、とメールがあった。

ヘブンス園原スキー場駐車場
8時半で上の駐車場は満杯である

ゴンドラでスキー場のある所まで
一気に600m上がる
 10分ぐらいで一宮PAに着き、メールの通り公衆電話ボックスの前に、1年数ヶ月ぶりの師匠の姿を発見。車外に出て何か、体操のような事をしていらっしゃる。さては、登る前の柔軟体操かと思いきや、ちょっと早すぎる。単に身体を動かしているだけかも・・・。挨拶を交わしているとジオンさんからケーキとコーヒーの差し入れがあるが、やはり車外は寒いので早々に車に分乗し園原へ向かう。途中ETC経済走行のため小牧で一旦出て、再度入り直す。ジオンさんや、和たんを乗せた師匠の車は大分先行しているだろうと先を急ぐが、インターに着くまで追いつかず、インターを出ても出口にもいない。そのまま、スキー場へ行き駐車場に車を停める。ジオンさんに電話をすると園原の出口にいるとの事。途中で所用のためPAに寄っていたそうである。その間に追い抜いたようである。
 ものの数分で第一駐車場が一杯になり師匠の車はすぐ下の駐車場となった。車を停め準備をしているとジオンさん、和たんが現れ、そこへASAKOさんとKAZUさん夫婦がいらして挨拶をする。ゴンドラのチケットを購入しいざ、ゴンドラでスキー場へ。
 スノーボードが禁止で小さい子どもが安心して滑れるので家族連れのスキー客が多い。登山の格好をしているのは私たちだけである。帰るときには他に何人かいたが、やはり絶対数はかなり少ない。


師匠は、テレ板。チーさんはワカン

恵那山

師匠を先頭に展望台からの取り付きの歩き出し

気持ち良い快晴の中の林道歩き
 ゴンドラを降りてスキー場のゲレンデに出、師匠はスキーを履く。ゲレンデの端っこを15分ほど下り、登りのリフト乗り場へ。リフトに乗るのは何年ぶりかな?一番上の子供が小学校の時に行ったきりで8年ぶりぐらいである。ソリ無しで乗るリフトは意外と恐いものです。なんとなく先頭を師匠が行き、その後を適当に皆が着いてゆく、まだ、ワカンやスノーシューは着けず師匠以外はつぼ足で歩く。展望台に上がり、ちょっとの林間を抜け、林道に出、しばらく進んだところでそれぞれスノーギアを装着する。
 それにしても、気持ちが良いスノーハイキングである。

青空に霧氷

まぶしい!
 林道をしばらく歩くが、道の両側の木々に霧氷が付き、朝の太陽がそれに反射し何とも言えず幻想的な景色である。はるばる大阪から富士見台まで来た甲斐があったと言うものである。それにしても綺麗!

林道からパノラマコースへの登り

パノラマコースからの恵那山

樹氷

林道から稜線に出てバージンスノーを歩く

大分遅れて和たん

雪の神坂峠
 林道の途中で富士見台パノラマコースの標識があり、私(単独行)とジオンさん、しろくまさん、和たんが林道コースグループと別れ、稜線への登りに取り付く。青空を見ながら5分ほど登ると左に恵那山がどかーんと見える。全くトレースの無い稜線を先頭を切って歩く。本当に気持ちが良い!樹氷もきれいだ!林道からこっちへ来て大正解である。
 ピークからちょっと下り、振り返ると青空と稜線の間に小さな雪庇が覗き、ふと見ると和たんがゴマ粒みたいに見える。林道に戻り暫く歩くと、神坂峠である。去年の5月にここで、前夜仮眠し恵那山に登った。

萬岳荘

万岳荘から神坂小屋への登り
 神坂峠から林道を5分ほど歩き、萬岳荘に到着。冬期は避難小屋として利用されているようである。トイレも1階の1つが使用可能のようである。ここで小休止し、再び富士見台へ向けて登る。今度は、林道歩きと違い、傾斜のある道を登る。師匠は板をはいているので直登は中々難しくジグザグで登っているが、こっちはめんどくさくなり直登をする。
 神坂小屋に着くが、確かここで食事のはずであるが、誰も小屋に入ろうとはせず、先に富士見台へ行くようである。ならば、荷物をデポしても良いのではないかと思うが誰も、デポしない、どうして?と思ったが、気の弱い私は言い出す事が出来ず、皆さんの後を追う。
 師匠も、ちーさんも、しろくまさんも、真直ぐ登っているがよ〜く見るとトップ手前で何かモガイテイルようである。急すぎてスノーシューやワカンでは登れないのである。師匠も板を脱ぎつぼ足で最後の数メートルを登っている。後続の5人は右にコースを取り雪庇の下を歩く。普通、雪庇の下は歩かないのであるが、崩れた雪庇も途中で止まっており、傾斜もそれほど急ではないので、注意をしながらなるべく早く通り抜ける(気持ち)。


雪庇を下から見る

富士見台にて 風が強いっ
 雪庇の下を通り抜け、稜線に出ると風が強く吹きつけ、顔が刺すように痛い。風の通り道になっているようである。風が強い事もあり体感温度はかなり低いと思う。最後の登りも強い風で雪が吹き飛ばされておりバリバリである。山の方位版があり、強い風の中で山座同定をしようとするが性格がそうさせるのか大体で納得してしまう。何と言っても風が強く寒いので、和たんはまだ来ないが、抜きでね集合写真を取り合い、早々に小屋に戻る。

標識についたエビのしっぽ

中央アルプスを背に関西3人組

食事の用意をしているのですが....

湯気で分かりにくいですが、味噌風鍋
 神坂小屋に戻り、小屋に入ろうとするが綺麗な板敷きで土足厳禁との事であるので、靴を脱ぎたく無い人は持ってきていたシートを敷き、その上でとなり、それ以外の人は紐を解き靴を脱いで小屋に上がる。
 ジオンさんが味噌風鍋とメールで言っていたので、何を作ろかなと思っていたら、家の奥さんが「蟹でも焼いたら」と言ったので晩ご飯の一部を拝借し、蟹を焼く事にした。しろくまさんは、おじや。他に皆さんから、色々とおつまみやケーキが出て、相変わらず、消費カロリーよりも摂取カロリーの方がはるかに多いように思われる。
 1時間ぐらいゆっくりと食事休憩をし、そろそろ下りのリフトの時間の事もあるので撤収を始める。霧氷はお陽さんに照らされて道に落ち裸の木になっている。朝のうちに見る事が出来て幸いであった。神坂峠からは暫く登りになるがえっちらおっちらと歩き、ふと、南アルプス方面を見ると朝よりも空気が澄んで稜線がはっきりと見える。 あっちも、行きたいなぁー!

 師匠、ジオンさん、和たん、ASAKAさん、KAZUさん、そして関西のお2人、有難うございました。楽しいスノーハイク、スノーシューデビュー2戦目を何とか素晴らしい景色の中で飾る事が出来ました。
 又、よろしく!


     画像提供  師匠 ジオンさん 和たん しろくまさん チーさん ASAKOさん 
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