権現山・ホッケ山
比良山系  奥さん・私
 うちの奥さんが最近(ちょっと前か、それ以前か)余分なお肉(脂肪とも言う)が付き始め月に「一度ぐらいハイキングにでも連れて行って欲しい」(それで痩せたらダイエットは楽やし、痩身美容を売り物にはできなくなる)と仰るので、ハイキングを計画したが天気が雨予報のため、途中で雨に降られては難儀なのであえなく中止。
 1週間が経ち、土曜日の夜に奥さんに「何処がいい?」と聞くと「何処でもいいよ」と言うので「そしたら、武田尾から大峰山を通って中山さんへ下りよか?」と言うと、「昔、ボーイのリーダーでよく行ったからどっか他がいい!」(って何処でも良いのんとちゃうん)と腹で思いながら
「それやったら大台ケ原は?」
「何時ごろ帰ってこれる?」
「そやなぁー、向うを出る時間によるけど、3時間は掛かるで!」
「子供の晩ご飯作らなあかんし、もっと他にないん?」(全然何処でも良くないがな!)
「そやなぁ〜、比良山の方にしょうか(と言いながらいきっこ&ぐっぴさんがよく行かれる権現山が頭に浮かびました)」
「うん、いいよ」
と言う事で、比良の権現山からホッケ山、そしてあわよくば蓬莱山へ足を伸ばそうと考えたのですが...

登山口までの林道を歩く
 権現山であればそれ程朝早く出発する事も無いので7時過ぎに家を出て、吹田ICから京都東〜湖西道路〜真野〜R477〜花折トンネルを出て平バス停の周辺に車を停めようと思ったが駐車スペースが見つからなく400mぐらい北の左側にガードレールに囲まれた一角に停める。
 国道を登山口(林道入り口)まで戻るのであるが、バス停を過ぎた辺りで1車線を規制して工事をしている。その横を工事の人に声を掛けて通してもらい、林道入り口に到着。トラロープをくぐりごつごつとした林道を4・500メート行くと登山口の標識がある。
 登山口をカメラに収めようとファインダーを覗くが、どうも様子がおかしい、変である。なんか、ピンボケの様である。何回かスイッチを入切としてみるが、やっぱり変である。いまさらどうしょうも無いのでこのまま写すしかない、まぁダイエットにハイキングといっているうちの奥さんにはその方がちょうどいいかもね!
林道から登山道へ入ると杉の植林帯の登りへと変わる、がっこの道がなかなかの急登で、ここの所トレーニングもサボっていた身としては辛いものがある。
奥さんは平気な雰囲気で登っていたがアラキ峠の休憩のとき「だめっ!」と、一言。
限界が近いらしい。

権現山手前の笹薮

権現山頂上
 なかなかの急登を凌ぎ、熊笹を漕いで行くと前方に人の声が聞こえ、権現山の標識がある。山頂の標識と言うより通過標識の様である。
 しかし、琵琶湖方面への展望は中々のものである。10人ぐらいの団体さんが休憩していたので、写真を撮り、奥さんに「どうする?ホッケ山まで行く?」(優っさしい、と言うより蓬莱山まで行きたかったので)と聞くと<「良いよ」との返事、直ぐにホッケ山の方へ歩き出す。今になって思うに、もう少しこまめに休憩を取っていた方が良かったかもしれない。
 

ホッケ山
 良い天気、と言うほどでもないが日差しが暑く、歩いていると汗が噴出してくる。権現山からホッケ山までは腰ぐらいまでの笹がずーっと生えており、なかなか気持ちの良い道である。雑木林も適当にあって日陰もあるがこの日は暑かった。奥さんも汗でびっしょりである。チョットはダイエットのに貢献できたであろうか、微妙である。私はといえばなんら変わるところは無い。今も一緒である。
 意外となだらかな笹道を奥さんと何やかやと喋りながら歩いていると、前方にこんもりとピークが見え始め急な登りになり、笹はさまれながらちょっと急な道を登りきると「ホッケ山」である。
 広くは無いが、まぁ10人もいれば一杯の山頂の端っこでおにぎりを食べる。奥さんもなかなかお腹が減っていたようでおにぎりを2つ食べている。「ラーメンはどう?」と聞くと「暑いからいらない!」との御返事。私も同じようにおにぎりを3つを、お茶で流し込む。
 
 「蓬莱山へ行く?」
 「いい!」
 「じゃ、戻ろか?」
 「うん」
 
 と言う事で、山頂がさっき権現山で追い抜いてきた団体や他のパーティーが20人以上も登ってきたので、これ幸いに下山に掛かる。
 なんとまぁ、沢山の人が登って来ることやら、下りようと思いながら、20人ぐらいが繋がって登ってくるのでしばし下りるのを待つ。権現山までは奥さんも普通に降りていたが、過ぎた辺りから足に来たようでなかなか辛そうである。権現山からは単調な植林帯の下りで中々の下り坂であるが、ヒィーヒィーと何とか凌ぎ、国道を横切り近畿・・・道を通って再び、国道に出、5分ほどで駐車場所に到着。
 4時間弱のハイキング(ちょっとハイキングにはきつかったかな)、ダイエットになりましたでしょうか?

 1週間経過しましたが効果は出ておりません!(キッパリ)

 最初にしてはチョットきつかったかも、山仲間から「そらぁ、奥さんしんどいわ!とか「初めにしたら凄いヤン!」とか「自分と一緒にしたらアカン」とか、色々アドバイスを頂きました。
 次回はコレを反省の糧としてコース選択をいたします。  単独行

 
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