白 山
平成18年10月14日(土)〜15日(日)
14日晴れちょっと曇り  15日晴れ
日本三霊峰

2702
法香さん、Leoさん
しろくまさん、チーさん
単独行
 昨年の10月にFloraさん・チーさん・しろくまさんそして私単独行の4人で白山に登ろう!と計画(しろくまさん)をしていたが、台風の影響でキャンセルとなり急遽七面山になった。コレはこれで良い山であったが、紅葉の白山のが頭から離れなかった。
 そして、今年の夏山はひざの調子が悪くお預けとなり、紅葉の時期に何とかなら無いかなぁ〜と考えていたら、白山に行こう!と言うことになり、新たにLeoさんと法香さんが加わり「白山紅葉1泊登山」となりました。
 当日5時40分に自宅マンション下に、Leoさんに来てもらう。6時に千里中央に集合である。6時ちょっと前に千中に着き、おにぎり等の買出しをする。室堂ビジターセンターは1泊2食の予約を入れている。ただ、皆さんのレポを読んでいると、センターの食事は今一の様なのでどうなんだろう?
 定刻どおり法香さん・チーさん・しろくまさんと3人揃って同じ電車で登場である。チーさんは4時自宅発との事でした。法香さんも地下鉄の御堂筋線始発に乗っての登場である。チーさん以外は先週の「和佐又キャンプ」に続き連荘である。

雲行きが怪しくフロントガラスに雨粒が


ひるがのSAで大日が岳とスキー場
駐車場はほぼ一杯、皆さん紅葉狩りかな?

登山口の駐車場は既に来るまで一杯
下の駐車場へ行くのだがこちらもほぼ一杯
端っこに

白水湖畔のロッジと避難小屋(中)
右端はトイレ

 ひるがのSAから荘川ICで降り、国道を北上し県道を左折し1時間ほどで白水湖畔の登山口駐車場に到着。下から山を見上げてもなかなか良い感じの紅葉である。皆さん、それぞれ所用を済まし支度を済ませ駐車場で記念撮影をする

出発を前に皆で記念撮影

早くも花撮影モード 何か咲いてたかなぁ〜?

大白川平瀬道登山口にて

登山道より別山方面を望む

コバルトブルーの白水湖

こぶ付きの大きな木
 さぁ、準備をして出発。平瀬道登山口へ、早くもチーさん得意の「ポーズ」。登りだして暫くは雑木林であるが色々な木々が出迎えてくれる。登りだして1時間半、振り返ると白水湖が眼下にコバルトブルーの色が何とも綺麗である
 視線を転じると、東から北よりに先日、おーちゃんやおーだんなさん、それに未だ会った事は無いが、剱岳日帰りの
kyuさん達が登っていた、三方崩山がはっきりと見える。
 登ってみたいけど、大丈夫かな?コースタイムのやっと半分である。

紅葉の向うに三方崩山

御前峰と剣ヶ峰
 御前峰と剣ヶ峰が見えた。ガスが掛かったり晴れたりと一喜一憂である。大倉山の避難小屋で小休止。

大倉避難小屋の紅葉を見る
左に三方崩山
 法香さんの調子が今一のようである、睡眠不足のようである。Leoさんもいつもの調子では無いようで、後ろから見ていると歩くのがしんどそうである。当の単独行もぜいぜいはぁはぁのバテバテである。やはり、3ヶ月殆ど何もしていないのは堪えます。荷物もちょっと重たいし、えーん。

カンクラ雪渓にて

8日の初雪が未だ残っている

やっと着きました、室堂ビジターセンター
空はどんより曇っています、5時間掛かりました
 すぐにチェックインをし、1泊2食7,700円、弁当は1,000円を払い、夕食券と朝食券を受け取り、係りの人に宿泊棟に案内してもらう。部屋にそれぞれ番号が付けてあり、我々は5号室であった(部屋札は何故か5号室だけ付いていなかった)。1部屋上下左右に分かれており、それぞれ5人寝で、定員20人である。窮屈さは無く、ゆったりと寝る事が出来る。我々は入って右側の上で、向かいの段には大垣からの平均年齢63歳(自称多分)のグループが早くも酒盛り真っ最中であった。

ちょっと乱れておりますが、部屋の様子

14日の夕食 ビール・酒は別注です
 寝場所を確保し、ふち下を見ると見覚えのある顔が・・「さきょうさん」である。先週(7・8日の和佐又キャンプ)あった時に、「来週は白山に登りセンターで泊まります」と聞いていたので、会えるかもしれないと楽しみにしていたのですが、バッチリ会う事が出来ました。別当から甚之助小屋経由で登り、下山は平瀬道を下るそうです。
 
 夕食は4:40から5:00の間で晩ご飯を食べてくださいとの事だったので、みんなで4:40分に食堂へ、入口にはビールと日本酒がこれ見よがしに置いてあり、飲んでクダサイと言わんばかりである。その通り、1本づつ頂きました。
 以前、センターに泊まられた方のレポでは、食事内容は今一のように書かれてあったので、ある程度覚悟をしていたのですが、実際に現物を見、食べてみると以外といけるのです、これが。しかし、この日は小屋閉めの前日と言うこともあり、ヘリで持ち上げた食材を残らず宿泊舎に提供しよう!と言うことでは・・・ないかなぁー、なんて良いように考えたりしましたが、まずそんなことは無いでしょう。でも、ごはんとおみそ汁はお替り自由である。

 食後の後、寝床に戻り小宴会。今回は500mlビール2本に焼酎500mlと少し控えめである。何と言っても、メインは宴会ではなく、白山である。それも霊峰白山なのである。
 とわいわいとしていると、さきょうさんが参加し、6人でがやがやとしていたが、明日の朝も御来光を拝みに御前峰へ登るので朝が早い(4時半起床です)ので適当に切り上げ、それぞれ寝床に潜り込む。間もなく消燈の8時となり部屋の蛍光灯も消え、廊下の常夜灯を残し、ほぼ真っ暗である。
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 10月15日 2日目 晴れ
 ひと寝入りして目が覚めると1時半である、トイレへ行くのに外へ出て空を見上げると、満点の星、天の川が見える。都会ではもう見る事が出来ない。星座が分かれば楽しいと思うが3・4個の星座しか分からない。部屋に戻りもう一度寝ようと思うが、皆さんトイレなのか入れ替わり立ち代わりで、引き戸の開け閉めがうるさくなかなか寝付けなかったが、次に目が覚めたのは4時前だった。周りの人たちも御来光を拝むために起き出して準備を始めている。私はといえば、目が覚めてから頭痛が治まらず、御前峰へ登るのを止めようかなと思っていたが、頭痛がすると言っても、薬あるよといって誰も聞いてくれず、結局行く事になってしまった。

出入り口でさきょうさんとバッタリ

真っ暗な登山道をヘッデンを頼りに登る
 宿舎の出入り口へ行くと、丁度さきょうさん達のグループが出発の準備をしているところだった。私達も防寒対策をしっかりとし、ヘッデンを点けて御前峰への階段を1列になって登る。私は御来光登山は、まぁしないほうで、今まで2・3度しかない。
 30分程で頂上に到着、日の出まではまだ時間があり、続々と人が登ってくる。ふと、周りを見ると人で一杯であった。

雲海の中の乗鞍岳と御嶽山

夜明け前の雲海に映えるLeoさん

夜明け

朝日に映えるビジターセンター

別山

さきょうさんも入って御前峰で記念写真
 日の出、御来光の感動をしばし味わい、御前峰の最高標識で順番を待ち、上で一緒になったさきょうさんも入って、記念写真を撮る。山頂の社では神主さんが安全登山を祈願して祝詞を上げお参りをしているグループがある。我々は朝食を食べに早々にセンターに戻る。戻る途中の登山道から見る、朝日に映えるビジターセンターや別山、これ又、最高である。
 だんだんと太陽が昇り、別山や釈迦岳の稜線がはっきりと見える。

センターでの朝食
センターで朝食をいただく
ご飯は、白ご飯であと
味噌汁、納豆、たくわん、
しば漬け、そしてなんと
「へしこ」がある
いわしのへしこだったが

8日の日の名残雪
食事の時に、今日の予定を改めて5人で話、御池めぐりをして大汝峰へ登りセンターへ戻って、その後下山する事にする。

大汝峰

北アルプス一望

来年は歩きたい釈迦新道

神社の奥宮の後に御前峰

宿舎棟

下山前に1枚

三方崩山の彼方に北アルプスの山々が
大日三山 剱岳 立山三山 龍王岳 薬師岳 黒部五郎岳


御池めぐりに出発
全員で向かうが、途中で
1週間前の雪が残っており
雪に弱い法香さんは
センターに戻って
お茶の用意をして
待っているとの事

順番に池を巡り
大汝峰へ向かう
縦走路の途中にあり
テント装備をした人ともすれ違う
上にはやはり祠があり
石積みで囲まれた
避難小屋がある

法香さんが待っている
のであんまりゆっくり
とも出来ないので
写真を適当に撮り
センターへ戻る

紅葉

紅葉の向うに御前峰と剣が峰

綺麗な黄金色

美味しそうな黄金色
 御池めぐりの後、センターに戻り法香さんと合流し、皆でお茶を飲む。食堂に入ると囲炉裏の方達が多勢で登って見えた。
 それにしても最高の天気である。一片の雲も無いまさしく「快晴」である。下山するのが勿体無いくらいである。14日の泊りが最後かと思っていたら15日の泊まりが最後のようで、下山途中、多くの方たちとすれ違う。太陽の光が当たると紅葉が映えて益々綺麗である、そして青空とのコントラスト。写真の腕前がもっと良ければ良い写真がたくさん撮れたことだと思う。非常に残念。
 大倉山避難小屋で昼食を摂り、その後5人思い思いに駐車場まで下りる。下山後のヒールは最高、法香さんご馳走様でした。

 みなさん、楽しい山をありがとう! 又、いこうね!
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