剣 山

剣山(次郎笈峠より)
1955m
7月16日(日曜日)
さきょうさん・チーさん・しろくまさん・単独行
石鎚山の下山途中で予約した民宿に到着が遅くなる旨を伝える。石鎚山の駐車場から剣山の登山口である見ノ越の民宿まで、約3時間半との事である(民宿の方曰く)。
4時半に石鎚山の駐車場を出発する、国道に出てからガソリンを給油(又何時来るか判らないスタンドで会員登録をしてしまい、危うく5千円以上をババにするとこであった)し、いよ西条ICから高速に乗り、美馬ICまで走る、6時20分に美馬ICを出るが、ここから2時間ぐらい掛かるそうなので晩ご飯が遅くなりそうである。ICを出てしばらくは広い道の国道であったが、山間に入ってくると、出ました3桁国道の真髄、急に狭くなったり、又広くなったり対向も出来ない集落の中を通ったり千変万化の3桁酷道である。皆でわいわいと言いながら、やっと剣山スキー場の横を通り、国民宿舎を横に見る(ここに泊まりに来るのも一仕事だ)、前方に剣山の山頂小屋の明かりがくっきり見える。5分ほどで見の越である、R438とR439の分岐の所に今日の宿である民宿まつうらに到着。7時20分であった。
チェックインし、部屋に案内され、とりあえず風呂を先にもらう。1つしか無いので、私としろくまさんが先に入り女性陣がその後に、そのあと食事、肉は山女の塩焼きだけであとは山菜やこんにゃくの刺身、そばと山の幸三昧である。アルコールを飲むのは私だけなのでビールを1本注文する。
回りの食卓には未だ数食手をつけていないセットがある、私たちが食事を追える頃食べに来られたグループがあった。以外と遅いにもかかわらず宿泊客が到着するようである。まぁ、山小屋とはちがってここは普通の民宿である。

湯上り美人
諸般の事情によりぼかしております

民宿での晩ご飯 山菜尽くし
残さず頂きました

朝食
これも山の幸尽くし 美味しい!

朝の準備

満腹の食事のあと、部屋に戻り明日の予定を皆で話すが、さきょうさんが今日の石鎚山の下りで足を痛めた様でどうも調子がよくなく、明日の朝起きてから様子を見てみようと言う事になるが、一応ばらばらになった時のことを考えて、午後1時にこの民宿の前に集まろうと決定。
前日の睡眠不足の影響かみんな即寝入ってしまった様である。かく言う私も朝の5時までぐっすりであった。
2階の部屋であったのでベランダに出てみると雲が少し出ているが、天気は良さそうである。もう一寝入りしたあと、着替えて朝食を食べに下りる。既に出発しようとするグループもあり、私たちはちょうど真ん中辺の様である(食卓の様子で)。
オーソドックスな朝食である、ごはん、生卵、みそ汁、こんぶ、のり、つけもの、焼き魚、玉葱のマリネ(の様なもので、皆後で初めて食べたと言っていた)、ちくわとじゃこ、と品数も豊富である。食事の後、準備をし荷物をまとめ宿の精算をし、余分な荷物を車に積み、登山口へ向かう。

登山口でしばしの別れ、足元?

熊に注意!だそうである
さきょうさんはリフトで登るためここでしばしのお別れ、どんな事があっても1時に民宿の前に集まる事と約して、別れ別れの門出だぁ〜!(さきょうさんの告白:実はリフト乗り場まで行ったのですが始発まで相当時間があり(約1時間)車に戻って、ふと気がつくと10時半でした )

登山口の階段を登りきり右へ行くとまたまた登山口の標識、「熊に注意」。ほんまかいな、熊が出たらどうしょうか?などと考える間もなく歩き出す。全く気にしておりません。チーさんとしろくまさんは花モードになり遥か後ろである、私はといえば途中までは何とか3人でと思っていたがリフトと交差する所で1度待ったが、その後マイペースで登ることとした。
ペースを保って歩けば普通のハイキングのような道である。天気も良いし途中振り返れば塔ノ丸や丸笹山そして昨日通ってきたR438が眼下くっきりと見える。
リフトの西島駅の少し手前には、きれいな芝生のテント場あり、野営が出来るようである。西島駅到着が8時半、リフトの始発まで未だ30分あるので、さきょうさんが来るまで40分もここで待っていられない(この時点ではさきょうさん事は誰も知らない!)ので頂上を目指して、小休止で出発する。 

どこか色っぽい木

案内標識

塔ノ丸

剣山登山マップ

昨日通ってきたR438

リフト西島駅(降り場)
西島からは、直登コースと遊歩道コースがあが、当然一般観光客では無いので直登コースを登る。コースタイムもここから山頂までは40分ほどである。

刀掛の松 松自体は枯れており若木が育ってきている

山頂小屋
途中、2組の夫婦連れを追い抜く、片や御主人は大きな三脚にカメラをセットし完全に花モード、奥さんはそれ程でもなさそうである。何処が「刀掛の松」なのか、何処に掛けたのか、と思いながら写したが元々は緑の綺麗な松だったのであろう。ここで、一口水を飲み、しばらく登ると頂上小屋が見えてきた。頂上に近づくにつれてガスが上がってくる。さっきまでのお天気はやはり、気休めだったのかなぁ〜。

剣山本宮の鳥居

剣山山頂標識  標識の向うに三角点
と、思いながら登っていると鳥居に到着。この鳥居の手前で遊歩道コースと合流。すぐに山頂である。やはりガスが上がってくるのでなかなか見晴らしが良くない。後ろの2人にメールをしょうとするが途中の刀掛の松まではアンテナ3本立っていたのであるが頂上では無理な様である。小屋でビールを1本調達し三角点のある頂上へ向かう。がガスの中。で次郎岌の見える三角点へ、初めはガスっていたが、写真を撮ったり行動食を食べたり、他の方の写真を撮ったりして20分ほど時間が経ち、ふと振り返ると次郎岌がドッカーンと!

剣山から見る次郎岌

次郎岌をバックに

頂上で一ノ森をバックに

一ノ森をバック

剣山の山頂風景はこんなんです

お塔石

お塔石

御神水

枯れた古木

苔むした倒木

帰りは楽ちんリフト

御神水で炒れたコーヒーを夫婦池で

彼女の目指しているものは...
次郎岌を見ていると行けそうなので時間的なこともあるがいけるとこまで行って見ようと思い、荷物をベンチの横にデポし水だけを持って次郎岌に向かって小走りに駆け下る。
下り始めは少し急(私にとって)だけど、あとは気持ちの良い笹原で、次郎岌峠まで20分ほどで着いてしまった。三嶺まで14000m縦走も楽しそうである。上まで行こうと思ったが、時間を考えるとちょっとやばいので、ここで証拠写真を撮り剣山に引き返す。


しかし、気持ちが良い、実に良い!
周りは膝ぐらいまでの笹で、全然
うっとうしく無いし、歩き易い。
先行していた先行していた夫婦に
峠で追いついたが、
マイペースで良い感じ。
良い夫婦だ。

新緑の頃の縦走が最高かもしれない!
でも、紅葉の頃も良いかもしれない、
いや、絶対良い!
帰りも調子よくランニングでこれまた20分ぐらいで頂上まで帰ってしまった。すると、丁度チーさんとしろくまさんが居て、3人で次郎岌をバックに写真を撮ったり、三角点や頂上標識を記念に、おしとやかに記念写真である。
三角点で写真を撮った後、山頂広場の方へ移動する。上の写真のように植生保護の観点から山頂は木道以外のところははみ出し禁止である。一ノ森を背景に写真を撮る。(この頃「おはよう!」)
30分ぐらい休憩し下山に掛かる。下りは100名水の御神水に寄って水を汲まなければならない、
この100名水フェチの単独行としては(まだ3つしか知りませんが...)。
しかし、お塔石に寄り、恐いながらも、思わずポーズ!精一杯です、はい、あーっ、恐っ!
しろくまさんや、チーさんのポーズが考えられない。
下山途中大勢の方とすれ違うが、1人のおじいちゃんが「明日、もち播きするんでもう一泊していきゃーいいのにー」と、大剣神社お祭があるとのことである。登ってくる年配の方殆ど皆さんに勧められる。
御神水でペットに水をいただき、西島駅へ向かう。この、遊歩道コースもなかなかのものである。
「枯れた古木」や、「苔むした倒木」なぞはなかなかの秀逸ものである。
帰りは時間的なこともあり、西島からリフトで楽チン下山である。
西島でネットでコピーした紙を見せるとリフト大が10%オフになる、事前にコピーしていたので乗車券購入の前に係りの人に提示しちょっとでも安く上げる。さきょうさん、ごめんね!渡すのを忘れてました。8分ちょっとで見の越に戻る。ほんとに楽チンである(900円―90円)。あっ、清算で90円引くの忘れてた、次回おにぎり持って行きま〜す。
民宿に戻りお昼を食べていると前を、さきょうさんがソフトクリームを食べながらすーっと横切って行くではないか、ちょっと「さきょうさん!ここやで、おーい」と声を掛け、呼び込む。
なんと、頂上まで行って来たと言うではないか、何たる事をサンタルチーア!(ふっるーい)
その足元で...  その後色々と、朝に分かれた後の話を伺う、ふむふむ。へぇーっ、あっそう!なんとまた大それた事を、ようやるわ!、などと皆で話しながら昼食をいただく。

話は尽きないが、御神水で「コーヒーを飲もう」と言うことになり昼食も早々に切り上げしろくまさんの運転(単独行は昼食で思わずビールを飲んでしまいました)で、夫婦池まで移動する。
国民宿舎の入口に車を停め、コーヒーセットと水とおやつを持ちいけの端っこにあるベンチとテーブルを陣取る。
何か、すごく楽しいし、すがすがしい気持ちである、子供の時に帰ったような気持ちになり思わず池に飛び込みそうな方もいらっしゃいました。

最初、「四国の山」なんて内心思っていたのですが、どっこいとんでもない素晴らしい山と言う事がはっきりと判りました。
石鎚山のロープウェイの途中から見た瓶ヶ森や剣山から見る三嶺・次郎岌・そして塔ノ丸、良い!
ここ2・3年内に縦走してみたい、ホントに!
皆さん、ありがとう、楽しかった本当に、ありがとう!
  おまけ

お塔石

夫婦池

石鎚山の下りで

剣山の下りリフト
楽しかったよ!ありがとう。
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